モノをツクルコト、junkなモノたち、naturalなイキカタをこよなく愛し、ローカルな土地で森の住人となり、日々こつこつとモノづくりにはげむ
by sugardrop5
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マルコとワタシの6日間。
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とある工場で産み落とされた仔猫。甘えたい盛りの仔猫は母猫の温もりも知らずに、やせ細った体を震わせていた。雌猫だったので里親も見つからずに困っているという話を聞いて、小さないのちをつなぐため、ワタシはこの猫を引き取ることにした。ちょうど一年前くらい前のことだ。

その仔猫を「マルコ」と名づけた。マルコは名前の通り、まんまるい目の、まんまるいお腹の、素直で穏かな、まんまるい性格の猫に成長した。そんなマルコに子供ができた。
まだまだ幼い子供だと思っていたマルコが母親になるのだ。出産間近、そわそわと落ち着きない様子に、明日にでも産まれるかもしれないなと思い、毛布とタオルを用意して、マルコの出産を心待ちにしていた。

翌朝、マルコは一匹目を産み落としていた。猫はだいたい一時間おきに数匹の仔猫を産むというので、この後も何匹か産まれるのだろうと、そっと見守っていた。けれど、数時間経っても次が出てこない。そのうちに、足だけがぴょこんと飛び出ているのに気付いて、しばらく様子をうかがっていた。が。待てども、出てこない。足はぴくりともしない。もしかしたら。。死産なのかなと思い、獣医さんに電話をして状況を説明する。やっぱり死産らしく、そのままにしておくと母猫が危ないという。それでもいきんで産もうとしているマルコは、必死だった。
ワタシの足元に擦り寄って、声を震わせてつらそうにしている猫の姿。今までさんざん猫を飼ってきたが、あんな姿を見るのは初めてだった。動物の必死の姿。何もしてやれない自分が、もどかしかった。
病院に着いて、即手術。帝王切開しかないという。猫の出産で、帝王切開というケースは稀だと言う。
体力を消耗しきった上での手術。結局子宮を全摘して、子宮の中の胎児は既に死産だった。
ぺったんこになったマルコのお腹は、縫合された跡が痛々しく、顔も憔悴しきっていた。こんな体で、残された1匹の仔猫を育てられるだろうか。。
とても乳などでるような状態でなく、ワタシは哺乳瓶で仔猫に授乳するという母猫役を任されることになった。
その日から、マルコの看病と、仔猫の母役とで奮闘する日が続いた。

それから6日後。

マルコは、自分で餌を食べられるようになった。仔猫は。。
順調だと思っていた仔猫は、急に容態が悪化して、そのまま

息をひきとった。

目を開くことなく、太陽の下に出ることなく、息絶えた。6日間の短いいのち。
短かったけど、儚かったけど、とても尊いもの。

猫たちが教えてくれたこと。
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by sugardrop5 | 2009-04-12 01:08 | Our Life
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